【健全なアカウント管理を考える】Amazon販売を続けるための教え

過去これまでに真贋調査や知的財産侵害の疑いなど、Amazonアカウントの健全性にかかる調査を6回ほど受けてきました。
いずれもメーカー仕入やオリジナルブランドへの調査だったこともあり、全て調査をクリアしAmazonアカウントの健全性を保ってきました。
ただ疑いを晴らすにはそれなりに精神力が必要ですし、疑いが晴れるまでは該当商品の販売は停止になり、場合によっては在庫を返送しないといけなかったりで機会損失は免れません。
それでもアカウントの健全性を第一に考えるべきだと実体験から感じています。
流石に6回も受けていれば、嫌でも学習する部分が出てきますので、この記事ではその点をシェアしていきたいと思います。
目次
【健全なアカウント管理を考える】Amazon販売を続けるための教え
これまで受けてきた調査
- 真贋調査
- 在庫調査
- コンディション調査
- 知的財産侵害の疑い
大体の種類の調査は一通り受けてきました。
調査の内容によって求められる対応は違うのですが、おおよそ下記の書類の提出を求められます。
- 発行日から365日以内の請求書または領収書の写し
- 業務改善計画書
- その他の補足資料
いずれにしても原因を解明し、Amazonから求められる必要書類の提出と具体的な行動が必要になります。
調査を受けてきて学んだこと
Amazonで販売し続けている以上アカウントのリスクは常にある
Amazonで販売している以上、どこから仕入れていてもアカウント停止や出品停止のリスクは0にはできません。
メーカー卸やオリジナル商品でもです。
そのほうがリスクが低い(疑いを晴らしやすい)というだけであって絶対ではありません。
メーカー卸やオリジナル商品なら大丈夫と思っている方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、ここは勘違いしないように認識しておきましょう。
仕入先との協力体制の重要性
仕入先との協力体制も重要です。
何かあった時に親切迅速に対応してくれるところであれば、疑いを晴らせる確率は格段に上がります。
逆にどんなに安く仕入れられる仕入先であっても、コミュニケーションがうまく取れないようなところはリスクが伴うことを覚えておきましょう。
ちなみにコンディション調査を受けた時は生産先が品質検査票まで送ってくれました。
過去のインボイスなどの書類整理
過去に発注したインボイスやそれらに関する書類は常に整理整頓しておきましょう。
上記にもある通り最大365日前の仕入れまで遡らないといけないので、メールと共にインボイスが消えていたなんて事になったらシャレになりません。
書類1枚1枚が自分の疑いを晴らす重要な武器になりますので、今すぐ整理しておくことをオススメします。
真摯な対応
どんなに腑に落ちない部分があったとしても自分に非が全くないということは少ないと思います。
その部分を真摯に受け止め対応すれば疑いを晴らす日は近いです。
また、対応は一時的な損失よりもアカウントや出品の存続を第一に考えましょう。
例えばコンディション調査を受けた時に、僕は在庫を全てFBAから返送しましたが、ここをケチり今後気をつけます、というスタンスでいたら間違いなく出品許可はもらえていないと思います。
Amazonからのメールの読み込み
ここが一番重要です。
Amazonが何を求めているのか、届いたメールをよく読み込みましょう。
セラーフォーラムでも度々アカウント関連の投稿を見かけますが、あまりにも読み込みが浅い人が多いと感じます。
よく読み込みAmazonがどのような対応を望んているのか、しっかりと考えれば自然と自分がどう対応すべきなのかがわかると思います。
しっかりと読み込んだ上で具体性のある行動を示せないと疑いを晴らすことは非常に難しいです。
健全なAmazon販売を続けるためには
- 仕入先の明確化
- 協力体制の確保
- 仕入書類の整理、管理
- アカウントの健全性を第一に考える
- 調査対象になった場合は真摯に受け止める
- Amazonが何を求めるているか十二分に読み込む
文字で書くと当たり前ですがその当たり前が大事ですね。
また、何か問題が起こったときは問題解決だけではなく、その問題から何を学んで今後にどう活かすか?という「問題を問題で終わらせない意識」が一番大事です。
この記事が役に立つ日が来ないことが一番望ましいですが、Amazonで販売を続けている以上その可能性は0にはできません。
日頃から調査対象にならないよう健全に物販を行い、万が一調査対象になった場合は迅速で具体性のある真摯な行動で対応に取り組みましょう。