2019/04/25
Amazon輸入ビジネスの商品リサーチ方法【輸入転売からメーカー卸まで全てを公開】

MASAです。
スポーツトレーナーをしながらAmazon輸入ビジネスを開始し、現在は本業になり法人化を果たしました。Amazon輸入ビジネスについてわかりやすい記事をモットーにこのブログを書いています。
MASA
Amazon輸入ビジネスのリサーチについて考え方から準備、小売リサーチ、卸リサーチ交渉の事まで全てをまとめました。
この記事はご自身のステージに合わせて、繰り返し参考にして頂けるとその時その時で気づきがあると思います。
ぜひ繰り返し参考にしていただければ嬉しいです。
目次
Amazon輸入ビジネスの商品リサーチ方法 【考え方】
何を始めるにしても考え方や捉え方というのはとても重要なものになります。
Amazon輸入のリサーチに限っていえば、この考え方や捉え方を抑えられていない状態でリサーチする=単純作業の繰り返しになってしまいます。
作業なことに変わりはないのですが、そこに考え方や捉え方があるかないかで、その後の実績に影響が出てきます。
まずはそこから解説していきます。
リサーチで見るべきポイントは3つ
リサーチで見るべきポイントは需要、競合数、利益の3つです。
基本的にはこの3つを見て判断を間違えなければ利益を出すことができます。
後述しますがこれらのチェックにはツールを使用した方が効率的です。
時間軸で考える
リサーチは価格差が重要と思っている方も少なくないです。
確かに価格差は重要なのですが、同じくらい大事な要素があります。
それはいつ売れるのか?という時間軸の考え方です。
価格差があって売れる見込みがあっても、いつ資金回収できる見込みがあるのか目処が立たないものを仕入れてはいけません。
それではギャンブルと同じです。
- 仕入れした商品がいつまでに売れるのか
- いつまでに資金回収ができるのか
そういった視点を持ちながら過去のデータに基づいたリサーチで仕入れを行い、少資金で効率よく手元にある資金を次月までに増やせるか考えることができれば、リサーチの捉え方は大きく変わります。
リサーチは確率で考える
利益の出る商品と出ない商品どちらの方が多いと思いますか?
おそらく後者でしょう。
そう考えるとリサーチは見つかる確率の方が低いと捉えることができますね。
そのためリサーチは「ある程度は確率」と考え、1時間に見つかる商品数などのデータを取って自分のリサーチ精度を指標にすることで変にモチベーションを落とさなくて済みます。
最初は100件みて5件見つかればいいくらいの気持ちで挑みましょう。
効率化を考えるのはそのあとでも遅くありません。
見たことない商品は減っている
利益のでる商品をリサーチしたことない商品100件から見つけるのと10件から見つけるのとではどちらが楽ですか?
これが初心者の方と経験者の差です。
リサーチの精度を上げるためにはリサーチしたことない商品を減らすという作業が必要になります。
そのためなかなか利益の出る商品が見つからないと焦ったり、嘆きたくなると思いますが、一見無駄に感じる作業もリサーチしたことない商品を減らしていることに繋がっています。
つまりそれは利益のでる商品が見つかる確率があがっているといえます。
ちなみに、2015年のデータによるとアマゾンに出品されている商品数は5800万件以上あるそうです。
2015年の時でこの量なので今ではさらに増えていると考えられます。
もちろんこの中にはアクティブなものとそうでないものが含まれていると思いますが、少なく見積もっても輸入品だけで3000万件くらいはあると思います。
その中から条件のいい商品を見つけるのですから中途半端な作業では結果が出ないことが想像できると思います。
あると思ってリサーチする
モチベーションコントロールのようなお話が続いてしまっていますが「ない」と思ってリサーチするより「ある」と思ってリサーチした方が結果は変わってくるでしょう。
これはプロのスポーツ選手が自己暗示をかけるようなものに通じるものがありますが、目に見えないところで作業への集中力というのは変わってくるはずです。
僕も現役でスポーツをやっている頃はよくやっていました。(なんて言って鼓舞していたかは秘密です。笑)
ぜひ取り入れてみてくださいね。
関連記事①:リサーチで商品が見つからないときに考えたいこと
関連記事②:リサーチ時にまず抑えるべき考え方
Amazon輸入ビジネスの商品リサーチ方法 【準備】
ブラウザ
ブラウザとはインターネット上のウェブページの情報を画面上に表示するための閲覧ソフトのことを言います。
safariやfirefoxなど今ではたくさんのブラウザがあります。
その中でもGoogle Chromeがオススメです。
その理由は起動が早く動作も軽いという理由の他に拡張機能をつけることに自分仕様にカスタマイズできることです。
後述する拡張機能を追加してリサーチの準備を整えましょう。
拡張機能
今では様々な拡張機能がありますが、Amazon輸入を実践する上では最低限以下の5つを追加しておけば大丈夫です。
各拡張機能の機能については下記の記事で詳しく解説しています。
ツールサイト
Amazon輸入を円滑に進めるためのツールは拡張機能だけではありません。
ひとまず以下の4つはブックマークしておきましょう。
- FBAシュミレーター
- モノレート
Mogitor- Camel Camel Camel
それ以外にも下記の記事で輸入ビジネスのリサーチに役立つものから、雑務的に便利なものまで全部で19個の便利なツールをご紹介しています。
ぜひご参考ください。
有料ツールについて
有料ツールはある程度の規模になってきたら検討すると良いと思います。
そのある程度というのは人によりけりですが個人的には月利5〜10万くらい達成してからでもいいと思っています。
※個々の状況や資金力、使うツールにもよります。
コストがかかるという意味でもそうですが、それよりも自分自身に作業が落とし込まれていないとそのツールの良さはもちろんのこと、ツールをどう活用したらいいのかがわからないからです。
月利5〜10万くらいになってくるとある程度はどこをどう短縮したいかはみえてくるでしょう。
また、すでにその規模を超えている人達に向けにいうと、有料ツールを使ってまで時間短縮したい作業は
- リサーチ
- 価格改定
- 在庫追跡
あたりになってくるかと思います。
リサーチは手動で行った方が利益率の高い商品を見つけることができるので手動でも行う必要がありますが、価格改定や在庫追跡は手動で行うのに限界がありますので、ツールの導入をお勧めします。
そのような視点でみると、その2つの機能が備わっている統合型ツール「amatopia」あたりがお勧めです。
Amazon輸入ビジネスの商品リサーチ方法 【輸入転売】
ここからは方法論についてです。
まずは基本のリサーチ方法として上記の動画をみていただくとわかりすいと思います。
以下、捕捉していきます。
キーワードリサーチ
まず初めは1つ輸入商品を見つけることが最も重要です。
そのためには、キーワードをフックとして検索をかけることが第一歩になるでしょう。
Amazonの検索枠から「輸入」「並行輸入」などキーワードで検索かけると輸入品が見つかりやすいです。
また、アマゾンには並行輸入品のカテゴリーもありますので、そちらから見ていくのもオススメです。
ひとつの商品が見つかれば派生して後述するリサーチ方法につなげることができます。
イメージでいうと「iPhone8」が見つかれば「iPhone7」や「MacBook」が見つかる、といった感じです。
セラーリサーチ
1つ商品が見つかれば、その商品を出品している出品者のラインナップをリサーチしていくことで効率よく商品を見つけることができます。
ポイントとしては、自分が取り扱っている商品と相性のいいセラーを見つけることです。
ただし、以下のようなセラーには注意が必要です。
1.法律違反やグレーな商品を扱っているセラー
このような商品を扱っているような商品は非常に利益率が高く、ライバルも増えにくいです。
ただそこに参入する=危険と常に隣り合わせですし、ビジネスを長く続けることは難しいのでオススメはしません。
2.価格を高値で設定して放置しているセラー
カートボックスの価格とセラーが設定している価格は必ずしも一致しているとは限りません。
あえて高値で放置しているセラーもいるので、利益計算するときは必ずカートボックスの価格を確認して計算しましょう。
3.評価が著しく低いセラー
FBAを利用しているのにも関わらず、お客さんからの評価が著しく低いセラーは注意が必要です。
扱っている商品に問題があるのか、対応が悪いのかケースバイケースだとは思います。
いずれにしてもトラブルが潜んでいる可能性がありますので、あまり参考にしない方がいいです。
関連商品リサーチ
Amazonのレコメンド機能(推奨機能)を使ったリサーチです。
キーワードリサーチと同様に1つ商品が見つかれば、そこから派生して様々な商品を見つけることができます。
画像検索リサーチ
動画では触れていませんがASINやキーワードだけではなく、画像でも検索できます。
Amazonのカタログの商品画像を右クリックすると「Googleで画像を検索する」と出るのでそこをクリックします。
するとGoogleの画像検索に飛びます。
そこから「Amazon.com」のページが見つかればよいのですが、この場合見つからなかったので、検索で「Amazon.com」と検索をかけます。
Amazon.comのページが見つかりました。
ASINがつながっていなくても、このようにすれば商品を見つけることができます。ASINやキーワードで見つからない場合はぜひこの方法を試してみてください。
Amazon輸入ビジネスの商品リサーチ方法 【仕入れ先】
海外Amazon
リサーチ先として一番見つけやすいのは海外Amazonです。
日本のAmazonと仕様が同じですので直感的に操作できますし、ASINが一緒であれば拡張機能やツールですぐに見つかるためです。
その中でも特にアメリカは非常に見つけやすいのですが、ライバルも多いです。
アメリカからの仕入れに慣れたらヨーロッパAmazonからの仕入れにも着手しましょう。
取り掛かる際は必ず以下の記事を参考してください。
ebay
ebayは世界最大のオークションサイトです。
Amazonよりも安く販売されている商品も多くあります。
オークションといってもヤフオクと同じように即決価格(Buy it now)があり、普通にショッピングするような形で購入できます。
後述する卸交渉の第一歩としてebayはとても使い勝手がいいので、初めのうちから使い慣れておきましょう。
ネットショップ
Amazonよりも価格の安いネットショップは数多く存在します。
特に特定のジャンルに特化したショップであれば、メーカーから直接仕入れている可能性も高く、そういったショップは価格が安い傾向にあります。
ebay同様、卸交渉に発展しやすいのでネットショップの検索、仕入れにも慣れておきましょう。
Amazon輸入ビジネスの商品リサーチ方法 【卸交渉の考え方】
小売輸入に慣れてきて規模も大きくなってきたら徐々に上流からの仕入れにシフトしていくと、より売上が安定してきます。
ただ当然、小売転売とは違う点が多々ありますので、そこについて触れておきます。
仕入れには時間がかかる
メーカーや卸業者からの仕入れは通常の小売仕入れより時間がかかります。
そのため小売仕入れの時間感覚で仕入れをすると初めは計画通り納品ができないと思っておいた方がいいです。
- 交渉
- 見積もり
- その他問い合わせ
これだけでも通常数日を要します。欧米であれば尚更です。
海外の時差を考えて連絡をとれば、レスポンスは早くなりますがそれでも時間はかかります。
物量が少ないうちは輸入転売でも利益はあげられる
僕は月利10万を突破してからすぐに卸交渉にチャレンジしましたが、輸入転売だけでも月利20〜30万くらいまでは実践を積んでいけばたどり着けます。
卸はどうしても仕入れに時間がかかることに加え、初めはなかなか返信がもらえなかったり、コツをつかんだり慣れるのに時間がかかるため交渉に力をいれすぎて小売仕入を疎かにすると気づいたら在庫が全然なくなっていたなんて状況になってしまったりします。
扱う物量が少ないうちは輸入転売でも十分利益はあげられますのでうまくバランスをとっていくことが大切になります。
良い条件の卸は多くない
卸=利益がよくとれる
これは間違いではないのですが、Amazon上には卸でも利益があまりとれない(条件がよくない)商品というのは実は結構あります。
これは小売仕入れでも同じ考えなのですが、誰でも仕入れられる卸=参入しやすいため卸仕入れとはいえ必ずしも利益が上げられるとは限りません。
むしろ販売者が溢れ返っている商品もたくさんあります。
なぜかというと以前はメーカー卸から仕入れるという方法がメジャーではなかったため、普通に仕入れてFBAに納品するだけで利益になりましたが、今はメーカー卸から仕入れるという方法が当たり前になってしまっているためです。
卸でも小売仕入れと同じで「とりにくい卸」を狙っていくことが本当の意味で利益をあげることにつながります。
メーカーや卸業者によって取り決めは様々
メーカーや卸業者によって取り決めは様々です。
ロット数、納期、貿易条件、決済方法など独自に条件を設けているところがほとんどです。
なかには1注文いくら以上など、細かな取り決めを決めているところも少なくありません。
もちろん1個から仕入れられるところもありますがその場合、小売から仕入れもあまり変わらないというケースが多いように感じます。
確率で考える
良い条件で卸してくれる業者さんは稀です。
また、簡単に扱わせてくれるところは誰にでも同じような条件で卸をしているため条件が悪い場合が多いです。
条件が悪いというのは語弊があるかもしれませんが、Amazonで販売する上ではあまりメリットを感じないということです。
小売転売の商品リサーチと同様に確率で考えるようにしましょう。
最初は100件送って5〜10件返信があればOKくらいの気持ちで挑みましょう。
Amazon輸入ビジネスの商品リサーチ方法 【卸交渉先のリサーチ方法】
ebayセラー
ebayで販売しているセラーに交渉する方法です。
一度商品を購入すればpaypalからそのセラーのメールアドレスを確認することができます。
ebayは小規模でビジネスを行なっているセラーが多く、比較的交渉に応じてくれやすいので、この方法は確率的には最も卸先を見つけやすい方法になります。
Amazonセラー
海外Amazonで販売しているセラーに交渉する方法です。
カタログの出品者一覧から出品者の名前を確認し検索をかけると、そのセラー独自のショップやホームページが見つかるのでそこから交渉をかけることができます。
このようなセラーは自分のショップのロゴを持っているケースが多いので、そこで照らし合わせましょう。
Google検索
Googleで見つけたショップに交渉する方法です。
この方法には2つのパターンがあります。
①オーガニック検索
商品名やメーカー名を英語表記で検索することで交渉先を見つけることができます。
または「商品名orメーカー名」に「国名」や「.com」など加えて検索するのも有効です。
②Googleショッピングからの検索
こちらは特にネットショップを見つけることに適しています。
現在Googleショッピングは日本のIPアドレスでは海外のGoogleショッピングにアクセスできないのですが、I Search Fromなどの仮想シュミレーションサイトを利用することによって検索結果を確認することができます。
ただしあくまで仮想空間的な扱いで、実際にページに飛ぶことはできませんのでショップ名をキーワード検索し直す必要がありますので注意しましょう。
まとめ
- リサーチは確率で考え、リサーチしたことない商品を減らしリサーチ精度をあげていく
- ツールや拡張機能をうまく使い効率よく行う
- 3つのリサーチ方法を臨機応変に使い分け、Amazon・ebay・ネットショップを中心にリサーチする
- 卸交渉は小売仕入れとうまく並行して取り掛かる
- 交渉先は上流であるメーカーからの仕入れを意識しリサーチ交渉する
どのような商材をどこから仕入れるかで利益が変わってきます。
いきなり全てを実践することは難しいと思いますが、1つ1つ実践していくことが利益を引き上げることに繋がります。
ぜひ繰り返しお読みになって参考にしてください。