2018/07/30
Amazon輸入ビジネスで失敗しないために【初心者が知っておくべき9つの教え】

Amazon輸入ビジネスを始めてこれまで大小合わせてたくさん失敗をしてきました。
ですが、失敗は成功の母。
そのたびに学んで次に活かすことができ、ここまで来れたと思っています。
ただ、これからもたくさんの失敗をしていくとも思います。
大事なのはそこから何かを学び、取り組み続け、成果に結びつけることです。
そうすれば、過去の失敗は失敗ではなく成功のために必要な過程だったことになります。
例えばスポーツで負け知らずのチームが一度負ける(失敗)ことにより、弱点があぶり出され、さらに強いチームに進化する、ということはよくあります。
結局失敗というのはその時点からみた出来事に過ぎないのです。
ただ失敗するにしてもビジネスでは致命傷になるような失敗は避けなくてはなりません。
その傾向はまだ経験の浅い初心者の方ほど強いので、初心者ほど失敗例を多く知っておく必要があります。
そこでこの記事では、輸入ビジネスで失敗しないために気をつけるべき点を、僕自身の失敗経験を含めてご紹介していきます。
目次
Amazon輸入ビジネスで失敗しないために
まずビジネスにおける致命傷というのはビジネスの存続に関わるようなミスのことです。
つまり【資金の枯渇】です。
どんなに失敗をしても資金さえあれば、這い上がることができます。
その点をまず何よりのリスクヘッジとして考えておきましょう。
仕入計算ミス
日本で売られている商品を海外サイトで見つけられても、正確な利益計算ができないと利益がでるのかどうなのか判断はできません。
仕入れ計算時に必要な項目は以下の7つです。
- 日本の平均販売価格
- 海外の販売価格
- 現地の国内送料
- 国際送料
- 日本国内送料
- 関税消費税
- FBA手数料
この中でよく間違えがちなのは①と⑥です。
①に関しては、ついついその時の販売価格をみて計算してしまいがちですが、相乗り商品の販売価格は流動的です。
モノレート等を参考に商品の平均価格で利益計算することで、万が一の赤字をだす確率を減らすことにつながります。
⑥に関しては、貿易業に携わっていない限り深く知らないのも無理ないのですが、輸入ビジネスを行う以上、絶対に知っておくべき項目になります。
関税はよく商品価格にだけ課税されると思われがちですが、商品代金+保険料+輸送料を足した価格(CIF価格)に課税されます。
細かな詳細はここでは省きますが、CIF価格の10〜12%を関税消費税と見込んで利益計算しましょう。
関税消費税については下記の記事も合わせてお読みください。
Amazonカテゴリー手数料とFBA送料の理解
仕入計算ミスの項目に入る事項なのですが、とっっってもこのミスは多いので、注意喚起の意味もこめて別枠にてお伝えしたいと思います。
Amazonでは商品カテゴリーによって販売手数料が違います。
おおよそ8%、10%、15%の3つに分かれるのですが、初心者ほどよく間違えて利益計算してしまいがちです。
てっきり手数料10%だと思っていたら15%のカテゴリーだったなんてことになると、利益率が5%変わることになります。
10000円の商品があったとしたら
- カテゴリー手数料10%の場合 10000×0.1=1000
- カテゴリー手数料15%の場合 10000×0.15=1500
1個で500円、10個で5000円の差です。かなり大きな差ですよね。
また、合わせて間違えがちなのがFBA送料です。
FBA倉庫から出荷される時にかかる配送料は大きさや重さによって変わります。
そのため利益計算時にはカテゴリー手数料とFBA配送料の2つを必ずチェックする必要があります。
その2つをチェックするにはFBAシュミレーターというサイトを活用しましょう。
詳しい見方については以下の記事を参考にしてください。
過小在庫、過剰在庫
過剰在庫は一度は誰でもやるミスです。
一番やってはいけないのは、利益率・利益額がいいから、という理由でライバル数の変動や月間販売数を確認しないで仕入れることです。
少資金で輸入ビジネスを始める際は特にうまく資金を回していかないといけないので、過剰在庫はなるべき避けたい失敗です。
また、反対に過小在庫も販売機会の損失に繋がっているので失敗になります。
特に相乗り出品だとライバルの出品数に自分の在庫のはけ具合が左右されるので非常に予測が難しいのですが、モノレート等を使ってうまく価格変動のシナリオを読んで仕入れる必要があります。
キャッシュフローの管理ミス
クレジットカードの締め日と引き落とし日、Amazonからの入金日は常に把握しておきましょう。
僕は初めての仕入れの際、確認ミスで締め日直前のカードで思いっきり仕入れたことがあります。笑
幸い少額だったので問題はなかったですが、このような凡ミスとも言えない凡ミスはしないようにしましょう。
キャッシュフローの管理については下記の記事で詳しく解説しています。
配送先ミス
これも自分のアホさ加減に呆れるミスなのですが、ヨーロッパAmazonから仕入れる際、日本の住所ではなくアメリカのMYUSに送ってしまったことが何回もあります。←
仕入れすることに慣れ、ロクに確認もせずに流れ作業のようにしているとこのようなことになります。
決済時には必ずしっかりと確認しましょう。
返品・返金ラッシュ
初期の頃は特にスピードを意識してリサーチしていたというのもあり、ちゃんと型番など確認もせず、画像だけで判断して仕入れしていたのが災いして、返品返金ラッシュをくらったことがあります。
Amazonからの罰則がなかったのが不幸中の幸いでした。
もし、購入者の方がAmazonに通報して真贋調査をされていたらアカウント停止になっていたかもしれません。
くれぐれも気をつけましょう。
卸交渉時の失敗
交渉を開始した初期の頃、あるebayセラーがPCゲームを安く卸してくれるよう応じてくれました。
いざ日本に到着して確認すると、パッケージ無しの紙フィルムに入ったディスクが届きました。
抗議をすると「商品コンディションに書いてある」の一点張り。
偽物ではなかったので泣く泣く中古出品しました。
また、交渉が成立した際は見積もりを出してもらうのですが、たまに見積もりが間違っていることがあります。
指摘すればちゃんと修正してくれますので、しっかり目を通しましょう。
結構自分の確認ミスでこういった失敗は起こるので、決済にまつわる確認は怠らないようにしましょう。
税関で止まる
アンダーバリュー(脱税)や真贋(ニセモノ)などの疑いで税関で止まることがあります。
僕は某有名スポーツメーカーの商品を仕入れた際、税関で止まり本物である証明を示せと言われました。
- 僕がまだ経験も知識も浅い初心者だった
- 一緒にまとめて送った関係のない商品も巻き添えくらって全部税関で止まっている
- ebayセラーから仕入れた商品で証明が非常に大変(最低1ヶ月はかかる)
こんな状況だったので泣く泣く破棄し、他の商品を通関してもらいました。
後から聞いた話ですが、噂によると当時中国でコピー商品が流行っていたようでその煽りを受けたようです。
また、最近はアメリカの銃を使ったテロが多いのもありおもちゃでも武器と見なされ没収される傾向にあるようです。
輸入許可・販売許可が必要な商品
何でもかんでも仕入れして販売できる訳ではありません。
輸入時に許可や検査が必要なもの、販売時に検査証明が必要なもの、たくさん知っておくべき法律があります。
また、Amazonではカテゴリーや商品ごとに制限がかけられているものがあります。
やはり事前の確認や下調べは必須です。
この辺については勉強しておくことで回避することができます。
まとめ
- 仕入計算ミス
- Amazonカテゴリー手数料とFBA送料の理解
- 過小在庫、過剰在庫
- キャッシュフローの管理ミス
- 配送先ミス
- 返品・返金ラッシュ
- 卸交渉時の失敗
- 税関で止まる
- 輸入許可・販売許可が必要な商品
失敗はある程度可能性を予測できれば、必要以上に恐れるものではありません。
むしろ自分を成功させてくれる糧にすらなります。
ビジネスを続けられなくなる致命傷的な失敗は避けるべきですが、必要以上に失敗を恐れずに挑戦していくことをオススメします。