2018/07/30
Amazon輸入ビジネスの自動化・外注化の方法は?【募集から自動化するまで】

事業規模が大きくなるにつれて、自分1人で何でも行うには限界があります。
そうなる前に人に仕事を任せるという方法があります。
ただ、世の中には色々な人がいて、当然自分と合う人もいれば合わない人もいます。
自分の大事な仕事を委託するのであれば、もちろん自分と合う人のほうがいいですよね。
では、自分と相性のいい外注さんを見つけるにはどんなことに気をつけて、どんな風に仕事を任せていけばいいでしょうか?
その疑問をこの記事で解決していきたいと思います。
目次
自動化・外注化の準備段階
外注さんを募集するためのサイト
自分の周りに仕事を受け持ってくれる人がいれば、信頼感・安心感もあるのでその方に頼んでもよいと思います。
ただ、そういった環境にいない方の方が多いと思いますので、そのような場合はクラウドソーシングサイトを活用しましょう。
上記のサイトが特に有名です。僕も実際使っていますがどれも使い勝手はいいと思います。
良い外注さんに巡り会う可能性をあげるためには、まず多くのワーカーさんに募集案件をみてもらう必要があります。
そのために、最初はなるべく多くのサイトに登録して募集をかけるようにしましょう。
募集開始前に決めておくこと
募集を開始する前にどんな作業を外注化したいかしっかりと明確にしましょう。
- 商品リサーチ
- 卸交渉
- 財務関係
- 事務作業
- その他
輸入ビジネスに限っていえば、上記の作業を外注化するのがスタンダードになります。
どれから外注化していくかという正解はないですが、誰がやっても結果が同じになりやすい作業もしくは専門的な能力が必要な作業から外注化していくといいと思います。
誰がやっても結果が同じになりやすい作業というのは上記でいうと事務作業、専門的な能力が必要な作業というのは卸交渉になります。
卸交渉は自分でもできなくないですが、英語が流暢に話せる方、欲を言うと海外窓口や海外営業の経歴がある人の方が貿易実務の知識も豊富ですので、自分で行うより圧倒的に効率的です。
ただ、そういった方は報酬は高くなりますし、好条件のいい人を見つけるのは大変です。
反対に事務作業など単調な作業ほど外注化しやすく報酬も安く済みます。
この辺には関しては自分が求める人材、作業内容、予算のバランスをうまくとっていく必要があります。
募集内容が決まったら
募集要項を作り込んでいきます。
- タイトル
- 仕事内容
- 報酬条件
上記をしっかり作り込みましょう。
募集文章がしっかりしていない募集には応募が集りずらいです。
文章構成としては以下のように構成しておくとベースとしてはよいと思います。
タイトル
お仕事を探しているワーカーさんの最初に目に触れるのはタイトルなので、タイトルの付け方は大切です。
また、仕事内容だけでなく募集していきてほしい層や優遇条件などもタイトルに盛り込めるとGOODです。
仕事内容
軽い挨拶と現在どんな事をしていて、どのような仕事を依頼したいか記載して本題に入りましょう。
言うまでもなく、より具体的な仕事内容と応募条件、優遇条件を記載した方が募集は多く集まります。
個人的には随所に箇条書きを入れながら書くと、全体的にまとまりのある募集記事になると思います。
報酬
ワーカーさんにとって一番大事な要項なのできっちり提示しておきましょう。
また、今後継続して依頼すると報酬があがるのか、委託する業務で発生する費用(経費)はどちらが負担するのか、など細かく書いておくと良心的です。
クロージング
「ご募集お待ちしています」で終わるのではなく、応募する際はこちらが提示した質問事項に答えてもらう形で募集を締めくくりましょう。
その目的は2つあって、1つはどんな経歴をもっているか採用の参考にすることができる点です。
もう1つは、募集要項をちゃんと読んでいるかどうか確認するためです。
経験則の話にはなりますが、実はこの2つ目の募集要項をちゃんと読んでいるかどうかの確認が重要だと思っています。
と言うのも「質問に回答する形で応募してください」としているにも関わらず、回答せず「興味があったので応募しまーす」と応募してくる人が一定数いるからです。
その時点で募集要項をちゃんと読んでないことになるので、「おそらく仕事も雑にやるだろうな」と判断しています。
試しにそのような人にお仕事をお願いしてみたところ、案の定仕事が雑でやり直しをお願いしたら、そのまま仕事放棄されましたので(笑)この判別方法はとてもいい方法だと思っています。
ぜひ参考にしてください。
いい外注さんの見つけ方は?
しっかりと募集文章が作り込まれていれば、徐々に応募が集ってきます。
初めて募集をすると応募がきたことに嬉しさを感じると思いますが、ここからが大切です。
良い外注さんの見分け方は一概には言い切れません。
応募の段階で全てを見抜くのは至難の業ですので、この人にならひとまず任せてもいいかな?というところまで絞り込む必要があります。
絞り込む一番簡単な方法としては、なんでもいいので応募してくれた方の経歴をみていくつか質問してみることです。
回答の文面、レスポンスの早さなど、何となくその方の人となりが汲みとれると思います。
一緒に仕事していく上で大事なのは、スキルより社会人として一般常識的なところです。
誠実そうな人や自頭の良さそうな人を選んでいくことがポイントになります。
それでも絞り込むのが難しい場合は、なるべく多くの方を採用してみましょう!
人当たりはよくても仕事スピードや仕事の丁寧さがどうかはまた別物です。
ここは一度お仕事を任せてみないと少し連絡を取り合ったくらいで見抜くのは非常に難しいです。
- お仕事を依頼中に連絡がとれなくなった人
- 忘れた頃に仕事を提出してきた人
実際このような方もいらっしゃいました。
そのため、いい外注さんが少人数いればいいなと思っても最初はなるべく多く採用し、そこから絞り込んでいく方法がよいでしょう。
外注化した後は?
いい人が見つかったー!と思っても安心はできません。
いい人が見つかってこちらが継続的な依頼をしたくても外注さんがそれを望まなければまた募集からやり直しです。
また継続してくれても、外注さんはいつかやめてしまう可能性もあります。
そのような事態を想定してマニュアルを作成しておくことが重要になります。
マニュアル化することのポイントは
- 誰がみてもわかりやすくする
- 外注さんが判断しないといけない事項は数値化する
この2つです。
自分がふだん頭のなかで考えて自然と行動していることを文字におこし、かつ自分が判断を下さなくても大丈夫なところまで誰でもわかるように落とし込んでいく
ここが重要になります。
ただ、やめてしまった時のことばかり考え過ぎても良くはありません。
何よりまず、お互いにとって不満のない条件でお仕事ができるように努めていくことが重要です。
- 報酬に不満はないのか
- 仕事のことで思っている事がないか
表面の関係上、雇う雇われるの関係ですが立場は対等です。
お互い良い仕事、良い関係を築きあげていくためには、実際に作業していて感じることはないか、いつでも外注さんが意見を伝えやすい関係を作り上げる事が大切です。
時には能力UPや作業内容に応じて、報酬の引き上げをこちらから提示するのもいいと思います。
コミュニケーションはしっかりとっていきましょう。
まとめ
- 外注化の準備段階
- いい外注さんの見つけ方
- 外注化したその後
外注化の始まりから採用、そして採用後のことまで一連の流れをまとめていきました。
Amazon輸入をされている方は自分自身がショップの代表ですよね。
初めのうちは自分自身でやることは何事も大切ですが、代表の役割は何でも自分でやることではありません。
少しずつ人に任せることを覚え、空いた時間で新たなことに取り組む、この感覚を養っていきましょう。