2019/05/10
【2019最新】中国輸入オリジナルブランドを成功させるやり方まとめ【OEM】

MASAです。
スポーツトレーナーをしながらAmazon輸入ビジネスを開始し、現在は本業になり法人化を果たしました。Amazon輸入ビジネスについてわかりやすい記事をモットーにこのブログを書いています。
MASA
「中国OEMって何?」
「オリジナルブランドの販売ってどうやるの?」
そんな方に向けて、オリジナルブランドの商品をOEMで製造し利益を出すためのやり方を記事にしました。
中国輸入に興味のある方、OEMのことを知りたい、という方はぜひ参考にして頂けたらと思います。
目次
【2019最新】中国輸入オリジナルブランドを成功させるやり方まとめ【OEM】
Amazon中国輸入、OEMって何?
ここでいうAmazon中国輸入とは「中国から商品を輸入してアマゾンで販売すること」を指します。
Amazonの出品方法には相乗り出品と新規出品の2つの方法がありますが、ここでは新規出品の方法について解説していきます。
新規出品なので当然自分で企画し販売していくのですが、肝心の商品はODMもしくはOEMという方法で製造していきます。
ODM
ODMとは「Original Design Manufacturing」の略語で、生産者が製品の製品開発から設計、製造までを行い、委託者が製品を販売するという生産方式になります。
簡単にいうと、工場やメーカーが持っている既存商品に簡単な加工をして自社商品として販売する方法のことを言います。
タオバオやアリババにある既製品に自社のロゴやタグを入れて販売する方法はODMになります。
ちなみにAmazonでは恒久的な処置がされた商品でないと別商品と見なされないため、以下のような加工して販売していく必要があります。
- オリジナルタグの縫い付け
- オリジナルパッケージに梱包する
- 自社ロゴの印刷
OEM
OEMとは「Original Equipment Manufacturing」の略語で、委託者のブランドで製品を生産することを指します。
つまり製品を自分で企画して、図面やデザインなど渡して生産過程だけ工場などの生産ラインにお願いする方法です。
世にない完全オリジナルの商品を作ることができますが、工場が持っていない金型やパターンをおこしたりするため、当然ODMよりはコストと時間がかかります。
そのぶん真似されたり、被せられる確率はかなり低くなります。
どちらの生産方法がいいの?
一概には言い切れませんので、おおまかではありますがメリット・デメリットで見比べてみましょう。
ODM
- メリット…低コストで始めやすい、時間があまりかからない
- デメリット…金型やパターンが出回っていると真似されやすい
OEM
- メリット…コスト、時間ともにかかる
- デメリット…自分だけの金型やパターンなので真似されづらい
メリットとデメリットがそのまま逆になっているような感じですね。
スッテプとしては「ODMで流れをつかみ実績を出し、徐々にOEMの方へも移行する」という流れが良いかと思います。
中国輸入OEM→amazon販売する前に知っておくべきこと
輸入・販売に関する法律
- 電波法
- 電気用品安全法
- 食品衛生法
- 銃刀法
- 薬事法
- 商標権
- 意匠権
- 特許権
- 不正競争防止法
上記の法律はどのような内容のものか必要最低限学んでおきましょう。
上記5つは中国に限らず、輸入全般に関わる法律なので確認は必須項目になります。
また、下記4つは知的財産権に関わることなので、J-PlatPatや弁理士さんなどに確認し、事前調査が大切です。
中国は模倣の国です。
物作りの真似をさせたら今のところ右に出る国はいないと思います。
それが故、権利侵害になりトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
デッドコピーや偽ブランド品のニュースは誰でも一度は聴いたことあると思います。
中国輸入をするということは、自分もその当事者になる可能性もあるということです。
そうならないためにも基礎知識として知っておきましょう。
アンダーバリューは違法
アンダーバリューとは関税の支払いを安く抑えるために輸入通関時におけるインボイスの単価を実際の金額よりも安く申告する行為です。
簡単にいうと脱税です。当然、刑事罰の対象になります。
気をつけたい点が自分が注意していても、中国の代行業者は当たり前に行ってきます。
その際のインポーター(輸入者)はあなたになるので、あなたが当事者になります。
インボイスはしっかりと確認するようにしましょう。
品質の確認
中国輸入の魅力の1つに「仕入値が安いので低資金でスタートできる」という点がありますが、中国にはとてもじゃないけど、日本では売り物にならない品質の商品が存在します。
また、サンプルと実物が違うというパターンもあるあるなので、品質のチェックは必須になります。
また、品質に意見しても日本人品質を知ってる工場や業者であれば話は通じますが、相手が日本人というだけで煙たがる業者もいます。
そういったところとは長く付き合うのは難しいので、なるべく品質と対応のいい業者や工場を選びましょう。
同じ商品でも仕入先によって品質、価格が違う
同じ商品を仕入れようと思っても工場や業者によって価格、品質が異なります。
また、ロット数やディスカウント率などの取引条件は業者ごとで独自に設定しています。
そのため、どこから仕入れるかというのは利益を分ける重要な要素になります。
1つ1つ見比べたり、サンプルを取り寄せるのには時間がかかり、とてもめんどくさいのですが、ここは妥協していいところではないので、しっかり比較をして判断をするようにしましょう。
パートナーの確保
中国輸入は上記のような理由から、とてもじゃないですが1人で行うのは難しいです。
そのため信頼できるパートナーか代行業者が必須になります。
日本人相手か自国民相手か、それだけでも対応や条件に差が出てくることはよくあります。
トレードチャイナなどの掲示板であれば、日本語ができて日本品質に理解のある中国人の方が見つかりやすいでしょう。
これから中国OEM→Amazon販売に参入するには?
現在の中国OEM→Amazon販売の現状はどのような感じでしょうか?
結論からいうと『中国人セラーが強い』というのが現状です。
- 日本人には価格勝負で負けない
- 自国生産だからか納期も早い
- 真似するスピードもえげつない
噂によると中国人による日本Amazonで販売するためのセミナーやコンサルなんかも中国で開かれているらしく、真っ当なやり方を教えているのであればまだいいのですが、中には相手を引きずり下ろして、自分だけ売れるようにする方法(いわゆる嫌がらせ)を平気で教えているところもあるようで、その影響もあるでしょう。
これだけ聞くと参入するのに躊躇するかもしれませんが、それでも考え方次第で、しっかりと利益を出すことは可能です。
- 平均単価を低いものから高いものへ
- 手間暇をかける(ODMからOEMへ)
- 生産先を考える(中国以外の生産国の検討)
- ブランディングを意識した販売スタンス
最初からいきなり全て行うのは難しいでしょう。
ですが、上記のような視点を意識することで十分戦っていくことは可能です。
中国OEM→Amazon販売におけるブランディングとは?
中国人セラーに負けないためには、差別化していく必要があり、その方法の1つに「ブランディング」があります。
ブランディングとは、自社が展開する商品やサービスの認知度、イメージなどを浸透させるための全ての過程や活動のことを指すのですが、現在はAmazonだけでなく楽天やGoogleなどで検索され、価格の比較はもちろん、レビューや評判など総合的に判断されて購入される時代です。
Amazon以外では販売している中国人セラーは皆無なので、Amazon以外で自分の商品が検索された時に、他のモールで売られていたり、公式ページがあるだけで信頼性を引き上げることができます。
もちろんそれだけがブランディングではありませんが、中国人セラーが強くないところで戦っていく意識を持つことが大切です。
OEM販売するまでの具体的な過程
AmazonでOEM販売していくには最低でも以下の過程をクリアしていく必要があります。
- 商品リサーチ
- 市場調査・競合調査
- ブランディングの検討
- 集客方法の検討
- 生産工場の検索
- サンプル依頼
- サンプルの検証
- 見積もり・条件詰め
- 本発注
- 商品ページ作成
- 商品完成・輸送
- 販売開始
- 販促活動
- 改善点のリストアップ
- リピート生産
商品リサーチ
まずは自分が扱いたいジャンルやカテゴリーを決めましょう。
ジャンルが決まったらカテゴリーによって違うので一概には言えませんが、大カテゴリーランキング5000位以内の商品を参考に何を作るかリサーチしながら決めていきます。
どんなものが中国で作りやすいかイメージしづらい方は「ノーブランド」で検索してイメージを膨らませましょう。
いくつか企画する商品が決まったら、モノレートや在庫追跡ツールを使い、競合の月間販売数を調べます。
OEMは数百個のロット数が普通なので、月間販売数は生産コストやキャッシュフローとのバランスをとる上での重要な判断材料になります。
市場調査・競合調査
競合の強さを見るべきポイントは以下の3つです。
- 価格
- レビュー数
- 商品ページの質
価格
自分の資金で生産可能な商品か、ライバルと対等に渡り合える価格で販売できるのか検討する必要があります。
レビュー数
レビューの質にもよりますが、ライバルのレビュー数が20〜30個くらいであれば参入できると判断していいでしょう。
ただランキングが高ければ高いほど、自分が販売開始するまでにライバルは常に売れ続けていき、それに伴いレビューも溜まっていきます。
そのため、自分の販売開始時期も踏まえ検証する必要があります。
商品ページの質
- 画像は綺麗に作り込まれているか
- 商品説明文の記載はしっかり書かれているか
- 商品紹介コンテンツを作っているか
見るべきポイントは多々あるのですが、もしライバルの商品ページがこれらの要素に欠けているページであれば、つけ込むチャンスはあります。
ブランディングの検討
商品リサーチ、市場調査、競合調査を元に、ブランディングの方法を検討していきます。
どんなコンセプトを目指して、どのような商品を扱うブランドを目指すのか?
色々考えられると思いますが、何を自社の強みにして販売していくか考える必要があります。
集客方法の検討
Amazonではキーワード単位でコンバージョンすることがほとんどです。
そのため、自分が販売する商品はどんなキーワードでコンバージョンするか?
これを考え、いくつかキーワードを用意しておく必要があります。
また、そもそも自分が販売する商品に需要はあるのかGoogleのキーワードプランナーなど使って入念に調べておきましょう。
生産工場の検索、サンプル依頼・サンプルの検証、見積もり、条件詰め、本発注
「タオバオ」「アリババ」などを使って工場や業者を見つけましょう。
代行業者やパートナーを使って行うとスムーズにいきます。
その際、サンプル依頼は必ず行いましょう。
写真で見るのと実際に見るのとでは、色味や質感、強度や素材の感じが全然違います。
また、実物をみることであらかじめクレームになりそうなことを予想することができます。
それらを踏まえ、素材を選びなおしたり、改善点を伝えたり、細かい詳細を詰めて条件が合えば本発注に進みます。
商品ページ作成
生産してもらっている間の時間を使って商品ページを作成しましょう。
- 画像は商品のメリットをしっかり訴求できているか
- 画像は1200ピクセル以上になっているか
- テキストは商品の詳細を細かく伝えられているか
- 商品紹介コンテンツは最適化できているか
- コンバージョンキーワードがうまく盛り込まれているか
- タイトルの付け方は適切か
まだまだ注意するべきポイントはたくさんあるのですが、軸となる考え方はシンプルです。
全ては購入者のため、顧客目線で商品ページを作りましょう。
どんなに商品のスペックを自慢したところで購入者がそれにメリットを感じなければ、ただの邪魔な情報でしかありません。笑
また、一度作成すればOKではなく、ABテストなどを行い、常に改善する意識を持ちましょう。
販促活動
- Amazon内SEOの最適化
- スポンサープロダクト
- レビュー対策
Amazon販売でできる販促活動は上記の3つになります。
レビュー対策以外は上記でも述べてきた通り「キーワード単位」になります。
Amazon内SEO対策では商品ページや検索キーワードにコンバージョンするためのキーワードが入れられているか、スポンサープロダクトでは予算に見合った複数キーワードでの出稿ができているか?がポイントになります。
また、商品レビューはAmazonが非常に重視しているところですので、購入者へのフォローメールを送ってレビューを集める施策をしましょう。
まとめ
中国OEM新規出品で大事なことは以下の2つです。
- マーケティング【商品リサーチ〜集客方法の検討までのフェーズ】
- 販売力【商品ページ作成〜販促活動までのフェーズ】
特にマーケティングを間違ってしまうと、失敗率が高くなってしまうため、時間をかけ入念に時間をかけ行う必要があります。
また、どんなクオリティの高い良い商品を作っても、集客できてその商品が与える購入者へのメリットをカタログで訴求できないと商品は売れてくれません。
ここにブランディングによる信頼性やイメージが浸透してくれば、更なる高みを目指せるでしょう。
決してまぐれではない再現性のある方法で、売上、利益、地位を勝ち取ってくださいね。
中国輸入OEMについてさらに詳しく知りたい方は無料のメール講座の購読をオススメしていますので、よろしかったらそちらも参考になさってください。
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