2017/04/07
輸入ビジネスで必須!海外の取引先と決済する方法【海外送金まとめ】

輸入ビジネスをするうえで
避けて通れないのが
海外の仕入先との決済です。
Amazon.comからの仕入に関しては
クレジットカードがあれば
問題ありませんが
- 初めてのネットショップでの決済
- メーカーや卸業者との決済
などなど、これらの場面で
海外の仕入先と決済する場面に
出くわします。
そこで今回は海外送金について
ご紹介いたします。
目次
輸入ビジネスで必須!海外の取引先と決済する方法
- 電子決済
- 銀行送金(T/T)
- 信用状取引(L/C)
電子決済
今ではたくさんの
電子決済サービスがあります。
総じて手数料はかかりますが、
不正決済や送金トラブルの対応など
安心してビジネスを進められる
サポートが充実しています。
代表的なものとして以下のような
電子決済サービスがあります。
Paypal(ペイパル)
ご存知クレジットカード決済を
代行してくれる電子決済サービスです。
ペイパル上でアカウントを作成し、
そのアカウントを通して
決済のやりとりが行われます。
月額使用料は無料で、
決済手数料は海外取引だと
3.9%+40円〜かかります。
入出金サイクルも素早く、
万が一不正利用などで
トラブルが発生しても
損失を軽減できる制度や
購入者サポートが整っています。
そのため安心して利用できるのが魅力です。
Alipay(アリペイ)
世界で4億人の登録ユーザーがおり
中国のモバイル決済では
80%のシェアを誇る
オンライン決済サービスです。
一日の平均取扱い件数は1.2億件を
超えているようです。
各種通貨で支払われた
国際決済の売上金は
ベリトランス経由で
日本円で入金されます。
他にもUnionPayやPayoneerなど
色々とありますが
世界的なシェアはPaypalが一番です。
(アメリカでは90%)
そのためまずはpaypalをしっかりと
おさえておきましょう。
銀行送金(T/T)
銀行送金とは日本国内で銀行振込するのと
同じ感覚で海外の銀行口座に振込する
方法です。
銀行で扱う海外送金の正式名称は
「TElEGRAPHIC TRANSFER」
と言います。
これは2つの銀行間で行われる
送金のことで
特定の通信手段を用いて
銀行間での送金に必要な手続きを経て
行われる送金のことを言います。
また、よく使われる言葉としては
「WIRE TRANSFER」とも言われます。
意味としてはどちらも同じです。
実際、海外銀行送金しか対応していない
取引先も多くあるため必要になる場面に
出くわすケースは多くあります。
一回の振込にかかる額は高いのですが
電子決済と違い振込手数料以外は
かからないため
取引額が大きくなると結果的に
手数料が安くおさえられます。
ただし、電子決済のように不正取引の
サポートがあるわけではないので
その点に関しては十分な注意が必要です。
関連記事:
輸入ビジネスでメーカー卸に海外送金する方法 【前編】
輸入ビジネスでメーカー卸に海外送金する方法 【後編】
信用状取引(L/C)
信用状取引とはLetter of Creditの略で
日本語では信用状を意味します。
買手と売手の双方の国間で
それぞれ銀行が介入し、
L/Cの売り買いを銀行にしてもらう
という取引のことを指します。
代金の支払いと荷物の受け取りを双方で
確実に行うためのもので、
先ほど記載した銀行送金の不正取引などの
デメリットを補うための制度というと
わかりやすいかもしれません。
まとめ
海外の取引先と決済する方法として
- 電子決済
- 銀行送金(T/T)
- 信用状取引(L/C)
この3つの方法をご紹介してきました。
特に電子決済は使用する機会が
頻繁になってくると思いますので
早めに活用して慣れていきましょう。
銀行送金に関してはある程度、
規模が大きくならないと
必要な場面に出くわさないと思いますが
随所随所でこの記事が皆さんの
お役に立てれば幸いです。