2018/05/10
Amazon輸入ビジネスで失敗しないための準備【収支管理】

皆さんは数字に強いですか?
僕は強いかは別として結構合理的な性格なので数字の分析とかは好きです。
他のビジネス同様Amazon輸入ビジネスは数値管理がとても大事です。
むしろ「数値を制するものは物販を制す」といっても過言ではないかもしれません。
よく情報商材や塾などの募集で
- たった◎◎でこれぐらい稼げました!
- 価格差がこのくらいで稼げないわけありません!
的な募集を見かけますが、手数料や関税を含め利益計算するとふつうに赤字の商品があったりします。
むしろ、そういった経費について触れてないものはザラにあります。
Amazon輸入ビジネスで失敗しないためには頻繁に出入りする数字は把握するために収支管理表を準備する必要があります。
Amazon輸入ビジネスで失敗しないための準備〜収支管理〜
- 損益計算書
- 貸借対照表
- キャッシュフロー計算書
一般企業ではこの3つの視点から会社の資産をみて管理するのが一般的ですが、Amazon輸入ビジネスでも同じ事がいえます。
損益計算書
損益計算書は期間ごとの経営成績を表す財務表です。
利益がでたのかどうかはもちろんのことその金額やかかった費用まで把握できます。
よく月商とか粗利、純利益とかと聞くと思いますが、それらはこの表でみていきます。
損益計算書はこんな感じの表です。

※ウィキペディアより抜粋
売上総利益というのがいわゆる粗利のことです。
これは売上高から売上原価(仕入原価)を差し引いた金額のことです。
そこから経費を引いた額が純利益となります。
よく議論されがちなのが、仕入原価に関税消費税や国際輸送料をひっくるめて計算するのか、そうでないのかという点です。
一応財務上は関税消費税は国際輸送料は仕入原価に含めて考えます。
ただし、メーカー仕入やOEMなど1回の輸送で1商品という状態であれば、この方法で問題ないのですが、Amazon輸入の場合、転送会社から多くの商品を少数仕入れるところから始めるので、商品1個1個の関税消費税、国際輸送料を厳密に計算していては日が暮れてしまいます。
そのため、少数多売の戦略が取れるようになるまでは、仕入原価に含めて計算して効率化を測りましょう。
確定申告する際も、一定のルールに沿っていれば特別問題ないことは税理士さんに確認済みです。
その他の経費としてはAmazonの大口手数料やFBA在庫手数料ツール代外注費などが経費に計上されます。
貸借対照表
総資産と純資産と負債の比率を計算して全体的な規模をみるための指標です。バランスシートとも言います。
総資産が増えていても負債が増え過ぎていたら危ないですが、負債を増やさないと総資産を増やせません。
これのバランスをうまくみながら仕入れ量を調整していく必要があります。
どのくらいまで在庫を抱えても安全か一目瞭然になるので、安全にビジネスを進めていく上では大事な指標になります。
キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書は「お金の流れ」を見るための財務表です。
いくら利益が出ていてもその利益を回収する前に資金がつきてしまったら・・・?
いわゆるこれが黒字倒産です。
Amazon輸入ビジネスに限っていえばAmazonのペイメントのサイクルは14日ですので、クレジットカードの支払サイクルと
Amazonのペイメントサイクルを見計らいながら仕入れしていく必要があります。
ですので、この仕入れをしたらいつこの資金が回収できるか?ある程度は予測しておく必要があります。
まとめ
Amazon輸入ビジネスで失敗しないためには数値に強い方が有利ですし、数値をもとに分析や作戦を練る事ができます。
数字が苦手な方でも、やらず嫌いはよくないので少しずつ慣れていくことが大切です。
まずは損益計算書とキャッシュフロー計算書だけでも簡単なものでいいのでExcelで用意しましょう。
また、収支計算とは少々異なりますが回収率という指標も重要になります。
回収率のことがわからない方は下記の記事をご参考ください。